「キャリバー68系」の卓越した技術
「キャリバー68系」は、世界でも有数の薄さと安定した高い実用性を両立させるために、調速機構の「アンクル」を2段構造にして耐震装置を組み込んだり、従来より大きなテンプを採用するなど、設計上の工夫が凝らされています。極薄であるがゆえに、部品も極薄です。そのため、雫石高級時計工房において、高度な技能を有する時計師が一貫して組立・調整からケーシングまで手掛けています。
100分の1mm単位の精度が求められる部品の形状補正やアガキ(部品と部品の間に必要な隙間)調整は、時計師の手先の感覚のみで最終的な仕上げが行われます。
「キャリバー68系」は、一人の熟練時計師が一日にわずか1個から2個しか組み立てられない、少量生産の手作りムーブメントです。











