セイコーマチック・クロノメーターは、高級品の世界規格「CHRONOMETER」をクリアーするため「6216」をベースに新開発された、国産初の自動巻クロノメーターです。

セイコー社内の厳しい検査(優秀級規格)に合格したムーブメントのみ製品化されました。

ロービートで高精度に挑んだ、日本人のモノ造りへの執念を感じる時計です。
自動巻き専用ムーブメント(手巻き機能なし)であることを強調するためにリューズが4時位置にあるのが特徴です。

当時は「高級品は手巻き」という観念が浸透していましたが、この「62クロノメーター」の登場により、名実ともに「自動巻が高級品」として認められるようになりました。

しかし、1966年にスイスから「自社検定での「CHRONOMETER」表記を中止するように」と要求されたため、約１年程で製造が終了してしまいました。

スクリューバックには、もちろん「CHRONOMETER」の象徴、金色のライオンメダル！

文字盤・ケース・リューズ等も専用品が使用され、クロノメーター優秀級相当の調整／検査を実施し、セイコー自動巻腕時計の最上位機種に位置付けた製品です。

当時のスイス製高級品にも匹敵する日本が誇る最高級品です。

■ 京都屋商品番号：23653002
■ ブランド名：セイコー
■ 商品名：セイコーマチック クロノメーター
■ 製造時期：1966年2月
■ 型番：6245-9000
■ ケースサイズ：36.5mm(リューズ除く)
■ 腕周りサイズ：15cm～18.5cm
■ ラグ幅：19mm
■ ケース素材：ステンレス
■ ベルト：革
■ バックル：尾錠
■ 風防素材：プラスティック
■ 文字盤：シルバー
■ ムーブメント：自動巻
■ キャリバー：6245A
■ 防水：非防水
■ 仕様：日付
■ 付属品：本体のみ　付属

■ 買取：査定します！ お問い合わせください

この個体の裏蓋には、「創立35周年 松田平田坂本設計事務所 1966」と刻印があります。

(株)松田平田坂本設計事務所 (現 (株)松田平田設計)は、建築家・松田軍平により昭和6年に開設された設計事務所です。

現在（執筆時）は、社員数 362名、一級建築士 208名が在籍する日本を代表する総合設計事務所です。

(株)松田平田設計が手掛けた作品・プロジェクトの代表作としては、日産スタジアム、羽田空港第1・第2ターミナルビル、大阪府庁、日本銀行本店新館、仙台トラストタワー等があります。

ケースには、使用に伴う小傷があります。

裏蓋には、「創立35周年 松田平田坂本設計事務所 1966」と刻印があります。

ダイヤルは特に目立つダメージもなく良いコンディションを維持しています。

リューズには経年による劣化があります。

革バンドは新品へ交換済みです。

機械はオーバーホール済みです。

ローターの巻き上げも軽快で精度も問題ありません。

【保障について】 3ヵ月の動作保証をお付け致します。
動作を保証をするものであって精度を保証するものではありません。
防水性能に関する保証も一切出来ません。
通常に正しくご使用されている中で起こった自然故障を無料で修理対応致します。

【精度誤差ついて】 機械式時計は年式、スペック、これまで使用の状態、頻度、環境、整備内容等様々な条件で個々に状態は異なります。
よってクオーツ時計のような精度をお求めの方にはお勧めする事はできません。

■ 色に関しましては現物に近い撮影をしておりますが撮影状況や、お客様のお使いの環境により変わります。
■ 取り扱っております商品は全て本物となります。偽物（コピー）なら全額保証致します。
■ お客様の都合による返品は受付けておりません。良く詳細をお読ください。

「デジタル」か「アナログ」のどちらかを選択するというような時代では面白くない！

「デジタル」の利点は、数えあげればキリがない。

時代は、「デジタル」に向かうのはある当然の流れだと分かっているし、私自身も全く否定する気はありません。

これからの時代は、「デジタル」と「アナログ」が共存するダブルスタンダード時代です。

「デジタル」な世界が広がれば広がるほど、少数でそこにしかない「アナログ」への愛は強くなるのだと私は思います。

「デジタル」と「アナログ」の知識を持って、相反するふたつの魅力のバランスを取りながら生きていくのが、これからの理想のスタイルなのだと思う....今日この頃。（笑）